閉会のご挨拶

第33回日本微量元素学会学術集会(BRTE33)
参加者および関係者の皆様へ
 
 第33回日本微量元素学会学術集会はコロナ禍での開催となりましたが、皆様の多大なご尽力により、無事に終了することが出来ました。特に、淡路夢舞台様・グランドニッコー淡路様・JTB様の感染予防に対するご配慮に深く感謝申し上げます。コロナ禍におけるこの度の学術集会は、会場がホテルと直結した淡路夢舞台だからこそ実現し、成功裏の内に終了できたものと確信しております。さらに、協賛企業様と財団法人様のご理解とご支援に対しまして、心より御礼申し上げます。

 

 そして何よりも、ご参加いただきました皆様の素晴らしいご発表および活発な質疑応答により、目標に掲げました「異分野融合で微量元素を深化する」ことが出来ましたことを、大変嬉しく思っております。以下に、本大会における各賞の受賞者をお示しいたします。誠におめでとうございます。日頃のご研鑽に敬意を表し、今後益々の研究のご発展をお祈り申し上げます。

 

最優秀発表賞:植田響輝 先生(立命館大学)

 優秀発表賞:松井千紘 先生(武庫川女子大学)

 

最優秀ポスター賞:野口綾香 先生(徳島文理大学)

 優秀ポスター賞:孔穎怡 先生(名古屋大学)

 

 最後に、第33回日本微量元素学会学術集会に参加頂きました皆様に、重ねて御礼申し上げます。次回の第34回日本微量元素学会学術集会(BRTE34)で、再びお会するのを楽しみにしております。

 

時節柄、お身体にはくれぐれもご自愛ください。皆様の益々のご健勝を祈念しております。

 

 

2022年9月12日
 
第33回日本微量元素学会学術集会 大会長
深田俊幸
 
大会ホームページ
https://brte2022.jimdosite.com
 
徳島文理大学薬学部 先端医療薬学コース
病態分子薬理学研究室 教授
http://p.bunri-u.ac.jp/lab22/index.html

大会長ご挨拶
President's Remark

 

拝啓 

 

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 

第33回日本微量元素学会 学術集会(BRTE-2022)が淡路島で2022年9月8日から10日に開催されることが決定し、学術テーマを「異分野融合で微量元素を深化する」と定めて鋭意準備を進めております。 

 

日本微量元素学会は、1989年に第2回国際微量元素医学会議(ISTERH)が東京で開催されたのを契機に、微量金属代謝研究会、微量元素研究会、輸液微量栄養素研究会、微量栄養素研究会が中心となり、学際的な学会として1990年4月1日に創設されました。微量元素に関する生命科学研究を振興し、健康増進と疾病の予防・治療への寄与を通じて、社会に貢献することを目的としています。 

 

第33回日本微量元素学会 学術集会(BRTE-2022)の目標を以下に記します。 

 

1:異分野融合による微量元素のさらなる理解 

2:次世代をリードする若手研究者の育成 

3:微量元素領域の国際交流の促進 

 

微量元素研究分野における日本のリーダーシップを世界に発信するとともに、世界水準の最先端科学に国内外の研究者が触れ、活発に交流することによって、国際的な共同研究を促進したいと考えています。さらに、次世代を担う日本とアジアの若手研究者を育成する教育的基盤と位置付けることを目指します。そのために、微量元素分野で顕著な業績を有するMitchell D. Knutson 先生をはじめ、微量元素が関わる様々な分野で実績のある研究者の特別講演、教育講演、日韓共同シンポジウム、若手ワークショップを計画しております。今後の発展が期待できる医療系、栄養学、農学系の分野にも魅力的な内容となるよう取り組み、基礎と臨床における微量元素領域の発展に努めたいと考えております。 

 

日本には亜鉛補充療法をはじめとする先駆的な微量元素研究の歴史があり、特に最近では健康と病気における微量元素への関心が高まっております。このタイミングでの学術集会の開催はまさに「天の時」であり、国内外からアクセスしやすく議論に集中できる兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で開催することは、「地の利」をも感じさせるものであります。「天の時」と「地の利」に加え、産学官交流による「人の輪」をもって第33回日本微量元素学会学術集会を成功に導きたいと願っております。 

 

コロナ禍は、直接的な学術の交流に多大な支障をもたらしました。第33回学術集会は、淡路夢舞台国際会議場のご協力のもとで、感染拡大の防止に万全を期して実施します。 「微量元素の最新情報を国内外に提供し、次世代をリードする研究者を育成したい」とする 第33回学術集会の趣旨にご賛同いただき、ご高配をお願い申し上げる次第です。 

 

ご指導とご高配のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 


敬具  

2022年1月吉日 


  

大会長  深田俊幸 

徳島文理大学薬学部 先端医療薬学コース 教授 
 
日本微量元素学会(理事)
日本亜鉛栄養治療研究会(会長)
国際亜鉛生物学会(会長) 

 事務局 Secretariat

  第33回 日本微量元素学会学術集会 (BRTE-2022) 事務局
  徳島文理大学薬学部 病態分子薬理学研究室 内 (担当: 原)
  TEL:  088-602-8592
  Email: t-hara[AT]ph.bunri-u.ac.jp ([AT] を @ に置き換えてください)

主催/ Organizing Society

   日本微量元素学会